給食だより 2025年1月 |ブログ|大野こども園

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給食だより 2025年1月

あけましておめでとうございます。
年が明け、2025年が始まりました。本年もよろしくお願いいたします。

1月は寒さも厳しく、体調を崩しやすい月です。年末年始で乱れてしまった生活リズムを少しずつ整えるために、早寝早起き、バランスの良い食事を心がけていきましょう。本年も子どもたちの元気な体を作るため、美味しく栄養を考えた給食を提供していきます。

【旬の食材:水菜】
水菜は日本特産の野菜で古くから京都で栽培されています。京都で作られた水菜が、関東へ出回るときに京都から来た、という意味で「京菜(きょうな)」と呼ばれるようになりました。
通年野菜でもある水菜の旬は寒さの厳しい12月~3月頃。旬の時期の水菜は、味がよく栄養価も高くなります。淡い緑色であまり栄養豊富に見えませんが、水菜は緑黄色野菜に分類され栄養バランスに優れた野菜です。

「ビタミンA(β‐カロテン)」
ビタミンAは目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミンで、粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があります。

「ビタミンC」
コラーゲンの合成にかかわるビタミンで、ストレスから体を守る働きをします。傷や炎症の治りをよくする効果があります。

「カリウム」
体の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して血圧を正常に保つ効果があります。また、体内の余分な塩分を排出するのでむくみ解消にも効果があります。

「カルシウム」
カルシウムが豊富といわれている小松菜が100gあたりカルシウム170㎎なのに対して、水菜は100gあたりカルシウム210㎎と多く含まれています。歯や骨を作るのに欠かせないミネラルで、筋肉を動かしたり精神の興奮をおさえて安定させる効果もあります。

シャキシャキとして食感が特徴の水菜は、サラダや鍋の具材、煮物、炒め物など生食から加熱料理まで幅広く活用できます。様座な食材と調理方法を組み合わせ、旬の食材を美味しくいただきましょう。

【10日 マーブルクッキー 】
ココアとプレーンのマーブルクッキーを提供しました。

「おいしい!」「おかわり!」という声がいっぱい聞こえてきました。
ココアの生地を食べて「これチョコ?何が入ってるの?」と聞いてくれる子がいました!

【19日 揚げパン】
揚げパンにきな粉をまぶした「きなこ揚げパン」を提供しました。

みんな口のまわりがきな粉まみれになりながら「おいしい!」と食べていました!
「先生早く食べて!おいしいよ!」と言って先生に教えている子もいました。
また、きな粉をみて「これお餅にかかっとるやつや!」とお餅を連想している子もいました!

【今月の行事食】
1月1日 元旦
〇おせち
正月の期間は「火の元(調理)」を控える習慣があるため、保存が効く食材を使って数日かけて食べられる献立で構成されています。また、縁起を担ぐ食材が多く使われ、1年の成功と幸福を祈る象徴とされています。

(おせちの中身と意味)
・黒豆:「まめに働く」「まめに生きる」という言葉から、健康で勤勉に過ごすことを願う。
・数の子:数多くの卵が詰まっていることから、子供や家庭の繁栄を願う。
・伊達巻:巻物の形状は古くから書物や知識を象徴し、学問や文化の発展を願う。
・栗きんとん:黄金色の見た目から財産や金運を象徴し、豊かな1年を願う。
・海老:海老の曲がった姿から長寿の象徴とされ、腰が曲がるまで長生きすることを願う。

〇お雑煮
お雑煮は、正月にやってくる年神様を迎えるために前年に収穫したお米から作った餅をそなえ、そのおさがりとしてお雑煮を食べる習慣が始まったと言われています。
全国各地でそれぞれの味、具材、お餅の形があり、地域、また各家庭によって全く違う特徴を持っています。
お餅の形は角餅と丸餅が使われ、大きく分けて日本の東側は角餅、西側は丸餅とされています。しかし、その中でも焼き餅にしてから雑煮と煮る方法や、餅を焼かずに柔らかく煮る方法もあります。
また、地域によって具材や味も異なります。海沿いの地域では、鮭やいくらなどの海産物を入れる雑煮や、小豆を入れたぜんざいにちかいお雑煮。すまし汁をベースにしたものや、味噌を溶かしたものなどざまざまです。

ぜひ各家庭のお雑煮を楽しんでください。